2025年06月10日  Information

「湯揚げ」でお花を復活させましょう

【はじめに】

お花が元気をなくして、首が垂れてきた…そんなときは「もうダメかも」と思っていませんか?

実は「湯揚げ(ゆあげ)」という方法で、お花の吸水力を一時的に回復させられることがあります。

少しの手間で、もう一度ピンと元気に。ぜひ試してみてください。

湯揚げの目的

湯揚げは、茎に入った空気を抜いたり、細菌の繁殖を防ぎ、花を長持ちさせるために行います。

湯揚げの手順(やり方)

① 花瓶の水を準備する(冷水)

・湯揚げのあと、すぐに活けられるように水を用意しておきます。

・水は冷たく清潔なものを。花瓶も洗っておきましょう。

② 茎の先をカットする

・茎の先を清潔なハサミやナイフで斜めに切ります。

・切り口を新しくすることで水を吸いやすくします。

③ 花を新聞で巻く

・熱湯の湯気が直接、花や葉に直接当たると傷むことがあります。新聞紙で包むことで花や葉を保護し、水揚げをスムーズにします。

④ 熱湯に20~30秒ほどつける

・沸騰直後のお湯(80〜100℃)に、茎の先端だけを約20〜30秒つけると、茎の切り口から空気が泡となって出てきます。

⑤ すぐに冷水へ

・熱湯から上げたらすぐに冷たい水に入れます。

・花瓶の水にしっかりとつけて、2時間ほど静かに休ませてあげましょう。

補足ポイント

・ガーベラ、カラー、チューリップ、ダリアなど、茎がやわらかい花には向いていません。

・湯揚げはバラ・菊・トルコキキョウ・ヒマワリ・ストック・スターチス・スイートピー・ブルースタ  

 ー・マトリカリア・クレマチスなどに特に効果的です。

・なるべく早めに対応するのが◎

画像で見る湯揚げの流れ

1.元気のないお花の状態


2.茎をカットしている様子


3.新聞紙で巻いた茎を熱湯に入れる


4.冷水の入った花瓶に活ける


5.復活して元気になったお花

こんな時に湯揚げを試してみてください

・飾っていた花が少しづつ元気がなくなってきた

・エアコンの風に当ててしまったり、日当たりのいい窓辺に花を飾ってしまった

・大切な花をもっと長く楽しみたい!